婚姻届だけでなく、転居にともなう住民票の移動、国民保険・厚生年金・運転免許書の名義変更、クレジットカード、社会保険・・・・もれがないようリストを作って、手続きをすませましょう。
まず、家計をしっかりと把握しましょう。細かな金額のチェックというより、家計簿をつけて家計の流れ、収支を把握する習慣をはじめにつけるといいでしょう。また、ふたりでわが家の将来設計を考えましょう。「○年後には家を立てたい」「子どもは3人ほしい」など、夢や目標があるなら、それを実現するための貯蓄計画を立てます。それにもとづいて月々貯蓄していきましょう。
ふたりに収入がある場合、家計の分担方法がいくつかあります。収入を完全に合計して家計を計算する方法。ふたりで一定額を家計用にプールし、家賃や光熱費や食費などを払う方法。家賃・光熱費は夫で食費は妻というように分担する方法。自分たちにあった方法で、分担しましょう。また、家計の管理をどちらがどのようにするものかも最初に相談が必要です。
家庭をもったら、家族の健康管理にも配慮が必要になります。なのでまず、かかりつけの医者(開業医)を新居のちかくでみつけておくことです。内科のほかに急に痛みだす歯痛のためにも、評判の歯科医も知っておきたいもの。急病のときにも対応してくれるうえ、専門医の診療が必要な場合には紹介状も書いてくれます。
○食費 | 食費が家計を占める割合をエンゲル係数といいますが、どの程度占めているか把握しましょう。 |
○光熱費 | 真冬のきびしい気候の際には電気代がかさみがちですが、オーバーしすぎないように |
○ 電話・ 通信回線料金 |
安く抑えるプランを活用して。 |
○クレジットカード代金 | つい使ってしまうという人は必須。毎月いくら使ったのか明細は要チェック |
○衣服費 | 貯蓄額を多くするら、低めに抑えたい項目。 |
○交際費 | 親戚や会社、ご近所づきあいなど、独身の際にはあまり必要のなかったものですが、家庭をもったらきちんとするのがマナー |
○雑費 | 日用品など、意外に出費がかさむのが雑費。 |
・ | 住民登録(転出届、転入届)・・・ 転居する場合は、旧住所の市区町村役所に転出届を提出し、転出証明書をもらう。転出証明書発行後2週間以内に、転入届けを新住所の市区町村役所に出す。このとき転出証明書と印鑑が必要。 |
・ | 国民健康保険・・・ 転居したときや、配偶者の扶養家族になるときに届け出る。配偶者の扶養家族となる場合には、配偶者の社会保険証を持参し、資格喪失届けを提出する。保険証のほかに印鑑が必要。 |
・ | 印鑑登録・・・ 実印を持っていいるときに必要。登録する印鑑と身分証明書を持参する。住民登録時にまとめて行うと楽。旧住所での印鑑登録は、転出届けを提出した時点で抹消される。 |
・ | 国民年金・・・ 転居したときと配偶者の扶養家族にはいるときに届け出が必要。国民年金手帳と印鑑を持って転入届を出す際に一緒に手続きをする。扶養家族になる場合は、市区町村役所でもらう「三号被扶養者届出書」には配偶者の会社の担当者の署名を入れてから提出。 |
結婚したら、ふたりは家族となります。ファミリー割引が適用されるものもあり、保険そのものの見直しが必要になる場合もあります。たとえば、結婚後、妻が夫の収入で生活していく場合、夫の身に何かあったら妻は収入がゼロになってしまいます。そのため、生命保険に入る必要が出てくるのです。
・ | 終身保険・・ 一生保障される保険。被保険者の死亡時に死亡保険金が支払われる |
・ | 医療保険(ガン保険)・・ 怪我や病気による入院・通院や手術などに対して給付金が支払われる保険。ガンなど特定の病気に特化した保険もある。 |
・ | 個人年金保険・・ 老後に年金を受けとる保険。年金額や受け取り年齢などは加入時に決める。公的年金制度への不信から人気。 |
・ | 養老保険・・ 死亡時と満期終了時に同額の保険金を受け取れる保険。貯蓄性が高く、通常は5年型と10年型がある。 |
・ | 定期保険・・ 定められた保険期間内に被保険者が死亡した場合に、保険金が支払われる。掛け捨てで、保険料が割安なのが魅力。 |