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引き出物

披露宴への出席に対するお礼の意味をこめた引き出物は、地域の週間や招待客への年齢も考え、喜んでいただける品を選びましょう。



・引き出物の予算は、記念品、引き菓子代を合わせて、飲食代の3分の1~半額がめど
・引き出物手配は挙式1週間前までに
・縁起をかつぐなら引き出物は奇数個




披露宴の招待客に贈る引き出物は、地域の生活習慣、招待客の年齢層を考慮して選びます。
多種類の引き出物を用意する地域もあれば、 荷物を少なくするという意味でカタログ式をよしとする人もいます。
両家で相談し、来てくださった方全員に喜んでもらえる品を選びましょう。
値段は、設けた宴席飲食費の3分の1~半額をめやすに、記念品が3000~5000円で、お菓子などをプラスして5000~6000円程度の設定が妥当でしょう。



招待客それぞれの事情や個性にあわせて、引き出物を変えるのが最近の引き出物事情です。
たとえば、夫婦で列席された方にはそれぞれ違う品を、家族で列席の方には子ども向けの品を入れ、ご高齢の方には重くない引き出物にする、などの配慮をプラスするといいでしょう。




いくら高価なものだとしても、好みが分かれる趣味的な品や、見た目に悪趣味なものを引き出物に選ぶのはタブーです。また、ふたりの名前が入った 食器など、実用に向かないものはさけましょう。遠方からのお客さまが多い場合は、荷物になる重いものはさけるか、あとからお送りするようにします。




紅白結び切りの水引が印刷されているのし紙を使い、表書きは「寿」とし、その下に両家の姓を連名するか、ふたりの名前を連名で記す。







Q 引き出物は自分で買いたい!持ち込みはできるの?

A 自分たちで引き出物を購入し、式場に持ちこむことはできますが、会場によっては持込料がかかることがあります。   会場の担当者に、持込料の値段や引き出物を配るときの注意点などを聞いておきましょう。




お菓子や食器など、実用的なものに人気が集中。もらった人が自分で選べるカタログギフトも好評です。

・焼き菓子、和菓子(日もちのするお菓子)
・紅茶、コーヒー、砂糖などの食品
・カタログギフト
・食器
・タオル、シーツなどのリネン類



結婚後(1~2週間)

結婚後、はじめてのあいさつはふたりそろって両親にあいさつ、新しい人間関係をスムーズにすすめていくために最初が肝心です。



・なるべく早く両親の家を訪問
・贈り物を用意するのが正式
・仲人や職場、友人には新婚旅行のおみやげを




新婚旅行から帰ったら、まず双方の両親に電話で無事帰ってきたことを知らせ、その後なるべく早くあいさつにいきます。正式には、男性側の家を最初に訪問します。
結婚してからはじめてのあいさつなので、最初が肝心。男性の家族全員に贈り物を持っていき、女性は「これから家族の一員に加えさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」とあいさつしましょう。
かつては男性側の家では、あいさつに来たふたりのために、家紋の入った着物、またはパールなどのネックレスを用意しました。しかし、最近は紋付きの着物を着ることも少なく、パールのネックレスもすでにもっている場合も多いので、ほかのアクセサリーなどを贈ってもよいでしょう。
正式なあいさつというわけではありませんが、結婚式のときのお礼をかねて、女性の実家、仲人、親戚などにも、早めにあいさつにいきます。
なお、仲人へのあいさつには振り袖を着てもよいとされています。これが振り袖を着るラストチャンスです。



あいさつ回りは挙式後2~3日以内とされてますが、先方の都合もあるのでおそくとも1~2週間以内に訪問。
贈る物は、最近は新婚旅行のおみやげを贈ることが多いようです。遠方の場合は、電話であいさつしてからおみやげに手紙をそえて送ります。
職場には、挙式後ははじめて出社する日に上司にあいさつしをして、おみやげをわたし、同僚にも全員で食べれられる菓子などを配るといいでしょう。




かつてのあいさつは、「嫁に行く」「嫁に来た」という認識があるため、男性側のみにあいさつをしていたのかも。またその当時は、婚姻することで男性側の戸籍(筆頭者は男性の父もしくは祖父)に入ることに。
こうしたことからも、きちんとしたあいさつが必要だったはず。現在は新婚旅行のおみやげをもって、旅行報告をしに行くことがほとんどだが、家族の一員となったのは確かなことなので、贈り物は別にしろ、礼儀正しいあいさつをしたい。




贈り物の例


・父親にはブランド品のポロシャツなど、母親にはハンドバッグかブラウスなど。祖父母、兄弟姉妹全員とその人たちが既婚者の場合はその配偶者にも用意する。 また、仏壇があれば箱入るの線香を供える。
・新婦の名前で、新郎の家族全員に贈り物を用意する。新婦か新婦の母親が見立てて気のきいた品物を選び、奉書紙と金銀の水引をかける。
・右上に「御父上様」「御母上様」と
・金銀の水引を中央で結び、輪の上部で一度交差させてから左右に垂らしてとめる。
・新婦の名前を書く。表書きは「寿」
・奉書紙を使う場合は、2枚重ねて横長に折り、折り目を下にして箱に巻く







Q 仲人へのお礼を結婚式後にすませたら、あいさつにいかなくてもいいものなの?

A 本来なら、双方の両親が結婚式後仲人の家を訪問しますが、最近は、披露宴後に式場の控え室などですませます。そのためあらためてあいさつをする必要はありません。
  ただ、お世話になったことへの感謝の気持ちとこれからもよろしくお願いしますの気持ちを、おみやげとみやげ話にたくすのもいいでしょう。
  きっと仲人は、幸せそうなふたりに会えるのを 楽しみにしているでしょう。

Q どんな服装で、あいさつにいけばいい?

A 「もう家族だから」と、男性側の実家に、自分の家のなかで着ているようなファッションで出かけるのはやめましょう。
  とりあえず結婚後ははじめてのあいさつです。それをすませてから家族の一員になると考えましょう。
  適したファッションは、ワンピースかブラウスとスカートです。つぎに男性側の実家に訪れたときは、普段着で「お母さん」と甘えるのはいいことです。




結婚するときには、休暇届や、結婚届、社会保険など、勤務先に届け出をしなければいけないものがあります。



・挙式などの休暇届は1ヶ月前までに
・結婚届など人事課に確認して
・退職届は3ヶ月前までに
・扶養家族となるときは社会保険や年金の切替えを




役所だけでなく勤務先にもいろいろな届け出が必要です。挙式までの準備段階での報告から、結婚後仕事を続ける場合も退職するときもそれぞれに書類の提出や手続きなどがあります。




まず、挙式の日取りが決まったら口頭で上司に報告を。新婚旅行の日程が決まったら、おそくとも1ヶ月前までには休暇届けを出しましょう。挙式・旅行とあわせて1~2週間程度の休暇が一般的ですが、会社の規定がある場合はそれにしたがいます。婚姻届を役所に提出したら、職場には結婚届(または身上異動届)を。引っ越しした場合は住所変更届も提出します。

給与や保険、年金などの各種変更手続きは、結婚届などをもとに会社側が行う場合がほとんどですが、念のため人事課などに確認してみましょう。また、職場では旧姓でとおすとき以外は、名刺や社用の印鑑などのつくりかえも必要になります。




結婚を機に退職する場合は、結婚が決まったときからおそくとも3ヶ月前までには退職届けを提出します。人事や引継ぎの件もあるので、直前に申し出るのはルール違反です。
退職後、専業主婦(夫)になる場合は配偶者の扶養家族となります。役所と同時に夫(または妻)の勤務先に社会保険や年金の切替についての届けをします。




新婚旅行から帰り、長い休暇をとったあとの出社第一日目は、結婚式や休みのあいだにお世話になった上司や同僚を出迎えるような気持ちで、いつもより少し早めの出社を心がけて下さい。
 お礼もふくめて、職場のみんなに配れるお菓子などのおみやげを持参しましょう。



勤務先への届出項目は職場によって異なるので、人事課などに確認すること。
 ①休暇届:挙式や新婚旅行などの日程が決まったらできるだけ早く、おそくとも1ヶ月前までには申し出ておく。
 ②結婚届・身上異動届:結婚により戸籍が新しくなるので、改姓してもしなくても必要。様式などは勤務先によって異なる。
 ③社会保険(名義変更)届:夫婦ともに仕事を続けるときはそれぞれ住所変更や改姓など名義変更に関する届け出が必要。
  ※年金や保険証などの名義変更は、勤務先で自動的に行ってくれることも
 ④退職届:結婚が決まったら出来るだけ早いうちに届け出を。有給休暇を消化する場合はその期間も配慮してより早めに。
 ⑤被扶養届;妻(夫)が被扶養者となる場合は、扶養家族申請書とともに配偶者の保険の切替を届け出る。




仲人とのおつきあいは3年間などといわず、敬意をもって末永く続けたいものです



・新婚旅行後早めのごあいさつを
・はじめての赤ちゃんのときは報告を
・訪問時には、連絡と手みやげを
・仲人三年とわりきらず、末永いおつきあいを




まず新婚旅行から帰ったら早めに連絡をしてごあいさつにうかがいましょう。旅行のおみやげとともに結婚式や旅行先での写真ができていれば、それも持参します。
仲人が上司で毎日顔を合わせているような場合でも、ふたりそろって訪問するのがマナーです。そしてはじめての赤ちゃんのときは、妊娠の報告、出産の知らせ、できれば落ち着いたころで親子3人そろって仲人宅を訪ね、赤ちゃんの顔を見てもらいましょう。
こうした節目ごとの報告を受けるのは、仲人夫妻もうれしいものです。本来仲人とは生涯つきあうものとされますが、最近では挙式当日だけの頼まれ仲人も多く、お中元お歳暮は3年までといわれることも。ですが、だからといって急に連絡をやめてしまうのではなく、ときおり連絡をして、贈りものはともかく、おつきあいは末永く続けましょう。




仲人のお宅を訪問するときは、必ず前もって連絡を入れ、先方の都合を伺うこと。
あまり早い時間やおそい時間をさけるのはいうまでもありませんが、「食事でもご一緒に」などとお誘いを受けたとき以外は、食事時などに訪ねるのも遠慮しましょう。
お願い事や相談、新年のごあいさつなどあらたまった場合でなくても、お宅に伺うときは、お菓子や果物などの手みやげを忘れずに。




Q ごあいさつはいつすればいいの?

A まずお正月ですが、できれば三が日、おそくとも7日までには、新年のごあいさつに伺います。
  お中元(7月)とお歳暮(12月)は持参するほうが丁寧ですが、そうたびたび訪問するのは先方にも負担をかけるので、
  心をこめて選んだ品物をお贈りすればよいでしょう。また結婚記念日には、電話でかまわないので、あいさつと近況報告をしましょう。
  きっと、カレンダーを見ながら「あら、もう1年がたったのね。あのふたりどうしてるかしら」と思っているはずです。




結婚後(~1ヶ月)

ふたりの結婚をお知らせする通知状は、転居案内もかねるもの。時期をはずさないうちに送りましょう。



・結婚後1ヶ月以内には届くように
・付き合いのある友人知人に広く通知
・挙式の報告とおつきあいのお願い、新居の案内を
・手書きで一文を加えたい




挙式にご招待できなかった人には、とくにふたりの結婚を早くしらせたいものです。新居に移り住所も新しくなるわけですから、挙式後1ヶ月以内には届くようにしましょう。
お祝いをくれた方々のほか、付き合いのある友人知人、年賀状のやりとりのある相手などに出します。
ただし、ふだんあまりつきあいのない人にまで知らせると、お祝いの心配をかけることにもなるので注意が必要です。



印刷を依頼する場合は、披露宴の招待状などと一緒に頼むと、できあがりが早く、すぐに発送できます。
(結婚式の写真を入れるときも、先にデザインを決めておけます。)
新婚旅行先で投函するのもいいでしょう。また、季節がちかければ暑中見舞いや年賀状とかねてもかまいません。




結婚通知状例

《あらたまった文例》

・目上の広い範囲に出せる。お祝いなどをいただいた方には、そのお礼を書きそえるとよりていねいな印象に
・結婚の報告とともに目上の知人などにもお知らせすることを考え、今後のおつきあいをていねいにお願いする。
・転居通知もかねて、新居への訪問を歓迎する気持ちを伝える。
・結婚して改姓した場合は、旧姓も書いておく。




拝啓
今年もいつしか豊かなみのりの秋を迎えましたが、みなさまにはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、私どもはこの度、浅倉一郎様ご夫妻のご媒酌人により、九月二十日、寿ホテルに於いて結婚式を挙げました。なにぶん経験も浅く、未熟なふたりでございますので、今後とも、よりいっそうのご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 なお、左記に新居を構えましたので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

平成○○年十月吉日
〒123-4567東京都○○区△△町□□
田中二郎
  花子(旧姓藤井)
TEL 03-123-45678

《カジュアルな文例》

年齢のちかい友人などにはあらたまった文章よりも身近に感じられるカジュアルなものを。手書きや手作りカードなど、工夫をこらしてみては

私たち結婚しました。
ふたりで力を合わせて、楽しい家庭をつくります。
皆様、どうぞよろしくお願いします。
新居へも、ぜひお立ち寄り下さい。
平成○○年十月吉日
〒123-4567東京都○○区△△町□□
田中二郎
  花子(旧姓藤井)
TEL 03-123-45678
tanaka@XXX-WWW.***.ne.jp




お祝いをいただきながら、披露宴に招待できなかった方には、内祝いを差し上げます。



・披露宴に招待できなかった人には内祝いを
・挙式後1ヶ月以内には贈る
・金額はいただいたお祝いの半額程度
・配送の場合でも必ず礼状を添える




内祝いは、本来お祝い事を分かち合うという意味から広い範囲に行うものでしたが、いまはお祝いをいただいた方のうち、披露宴に招待できなかった方へ、お返しの意味をこめて差し上げることになっています。
挙式後、おそくとも1ヶ月以内にはお贈りしましょう。 のしの表書きは「内祝」もしくは「寿」と。ふたりの名前か結婚後の姓を入れます。




内祝いの金額は、かつて倍返しともいわれていましたが、一般的にはいただいたお祝いの半額をめやすにします。
いただいたお祝いが3万円なら1万5千円のもの、1万円なら5千円といったぐあいです。ただし、必ずしも半額にする必要はなく、新米夫婦として分相応のお返しであればかまいません。
親戚などから多額のお祝いをいただいた場合は、3割程度のお返しに。かつてはご祝儀用の砂糖やかつお節などもありましたが、品物はどこの家庭でも役に立つような実用品がいいでしょう。ふたりの名前が入ったものは扱いに困るのこともあるので、セレクトには気をつけて。また、いただいたものとは同じにならないように、気をつけましょう。
忘れてはいけないのが礼状です。デパートなどから直接品物を配送するときには、お礼の手紙が品物よりも先に着くように郵送しておきましょう。このたびは、私たちの結婚に際しあたたかいお心づかいをいただきまして、まことにありがとうございました。心ばかりの品ですが、お礼の気持ちに代えてお贈りします。




早々に結婚のお祝いをいただいた場合などは、内祝いを贈るまでにずいぶん時間があいてしまいます。どなたから何をいただいたのか、しっかり覚えておかないとあとでたいへん。
そこで、はじめに贈り主のお名前・住所・電話番号。金額(もしくは品物)をつけるノートをひとつ、つくっておくとよいでしょう。いただいたらすぐ記帳することも忘れずに。




新居の準備

ふたりの新居の準備も、挙式準備と同時にすすめることのひとつ。物件探しは条件の絞り込みがカギとなります。



・物件選びに決定の前に必ず下見を
・すべての条件を満たす物件はないと考えて、妥協点を探ること
・家具は最低限必要なものを用意




新居の準備は、ふたりが結婚後どのような生活をする予定かによって異なってきます。まずはじめに住むところを決めます。
賃貸住宅を借りるのか、分譲住宅を購入するのか、社宅に入るのか。共働きなのか、ひとりは働くのか、などをふまえ、結婚後の生活スタイルも考えてふたりで相談しましょう。



賃貸を借りる場合には、挙式の3~4ヶ月前から探し始めます。職場へのアクセスで決めるのか、環境のよさで選ぶのか。
おめでたウェディングの場合などでは、子育て環境が判断基準となります。
優先事項を決め、家賃と地域と間取りの希望を絞り、それを基準に物件を探します。住みたい地域の不動産屋をまわり、希望を伝えて物件を探してもらいましょう。




どちらかの親と同居する場合には、どの部屋に住み、風呂や台所はどのようにするのかなどをあらかじめよく話し合っておきましょう。男性側の家に同居する場合、男性は両親と女性の橋渡し役になります。また、社宅に入る場合は社内手続きをして、使用規定などを調べます。




新居が決まったら、挙式後スムーズに生活をスタートさせるために、挙式2週間ほど前から引っ越しを始めるとよいでしょう。通常の引っ越しと異なり、婚礼家具や電化製品、家具や個々人の荷物など搬入が同時ではないので、その調整も必要になります。また、婚礼家具の運びいれは日にちや方角を選ぶことも。運転手には心づけの用意も必要です。




①予算:毎月の固定費なので手取り収入の1/3以下が目安。無理のない金額に。
②最寄の駅:駅は急行も停まるか、駅までの距離とアクセス方法などを確認。
③広さ・間取り:ふたりで住むなら1DK以上はほしいところ。平米数で広さをチェック。
④築年数:新しい方がきれいだが、古くてもリフォームされた物件は家賃も安くて狙い目。
⑤日当たり:日当たりは重要。昼間だけでなく、朝・晩はどんな具合かチェック。
⑥設備:通信回線やオートロックなど、設備の充実度も物件によって大きく違う。
⑦立地条件:繁華街などで騒々しくないか、夜間の治安はよいか。
⑧周囲の環境:買い物できるお店や、銀行・病院・図書館・幼稚園などが近くにあるか。




それぞれの荷物の引っ越しとともに、必要な家財道具をそろえます。部屋の間取りと大きさを考え、家具や家電を購入します。どちらか、あるいはふたりがひとり暮らししていた場合には、使う家電や家具などを運び入れ、同じ物が重なるならどちらかを処分します。大きな家具「婚礼家具」といわれるものにこだわらず、自分たちのライフスタイルにあったものを選んでもよいでしょう。日用品のなかには、意外に見落としがちなものもありますので、リストを作成して買いそろえます。左上のリストの品物をチェックして、買いそろえるときの参考にしてみてください。




荷造りというのは、婚礼道具を婚家に運ぶ儀式のことです。古くは「荷造り」「荷預かり」というものを交換しましたが、現代では行われているところは少なくなりました。が、新婦側の荷物が搬入されたら、新郎側親より、「お心づかいのこもったおしたく、ありがとうございます」とひとことお礼を。荷物の詳細を記した目録を送り、確認して「荷受書」を受け取る。



入籍・夫婦別姓について

結婚式をあげても法律上の夫婦とはなりません。入籍によってはじめて婚姻者ならではの権利などが得られます。



・法律上は入籍してはじめて夫婦に
・法律上の結婚によって認められる権利は「姓の変更」「相続権」「子の摘出姓」など
・夫婦別姓は法律上は結婚ではない(国際結婚の場合は、その限りではない)




入籍とは、婚姻届によって戸籍に入る(戸籍をつくる)ということです。結婚式はあくまでも社会生活上の儀式ですから、結婚式をあげても入籍の届け出をしなければ、法律上の夫婦としては認められないのです。また、何十年も一緒に暮らしていても、入籍をしていなければ内縁の配偶者としかみなされません。内縁の配偶者には、お互いの相続権がなく、子どもができた場合も、夫婦間の子(摘出子)とは認められません。



入籍をすることによって法律上の夫婦になると、夫または妻の氏(姓)称して新しい戸籍をつくること、夫婦がお互いに財産の相続をすることなどが権利として与えられます。また、婚姻中に妻が妊娠した場合は、通常それが夫との間にできた子であるとして、生まれてくる子は摘出子として認められます。未成年者が結婚した場合は成年に達したものとみなされ、親の同意がなくても契約などの民法上の行為ができるようになります。(選挙権などの行政権は得られません)いっぽうで夫婦は同居し、互いに協力し助け合わなければならにという義務も定められていますが、これは夫婦として当然のことでしょう。




これまで、入籍は結婚式の当日もしくは前後に届け出るのが一般的でしたが、最近は入籍して、いっしょに暮らしはじめてから、時機をみて挙式をするというカップルも多くなっています。実際の生活を考えれば、新居に移り、引越しの荷物も片づけてから結婚式をするほうが、落ち着いて準備ができ、さまざまな手配もしやすく、お互いの理解も深まります。また、式のあと続いて新婚旅行ともなればシーズンや休暇の都合を合わせるにもよいかもしれません。ただし、そのようなスタイルは親族にむずかしい顔をされることもあるので、十分な説明をして、よく理解してもらう必要です。




結婚は本来、憲法二十四条に定める「両性の合意のみ」によって成立するものです。つまり、もっとも尊重されるべきものはお互いの意思。とはいえ、現在日本において法律上の夫婦として認められるためには、民法に定める婚姻の要件と戸籍法にしたがった婚姻届の提出と受理(入籍)が必要となります。お互いのアイデンティティを尊重するものとして最近話題の、夫婦それぞれの姓を名のる「夫婦別姓」についてはまだ法律上は認められていません。ただし、通称として旧姓を認知してもらう方法はあるので、女性が結婚後も旧姓のまま働きたいときなどは、勤務先に説明して、これまでどおりの姓を名のることができるよう、配慮してもらいます。ただし、給与や保険などの手続きには戸籍上の姓が使われます。また、どうしても戸籍上の姓を変えたくないときは、戸籍を入れないで事実上の結婚生活をおくる「事実婚」をすることができます。事実婚は内縁の関係となりますが、そのような場合でも、ふたりの生活を保障するために、年金や健康保険などは正式な配偶者と同様にあつかわれることになっています。事実婚で子どもが生まれた場合、子どもは母後方の戸籍に入りますが、父親の認知届によって父親との親子関係が認められれば、父親の姓を名のることもできるようになります。



Q 夫が妻の姓になることはできる?

A 旧姓は、結婚によって「家」を継ぐという意味が強かったため、結婚=家の戸籍に入るということでした。しかし、いまは夫婦いずれかの姓を選び、新しい戸籍をつくることができます。もちろん、妻の姓でもOK。この場合、養子本来の意味をとは異なります。婚姻届提出後の変更はむずかしいので、どちらかの姓を名のるのかは話合いましょう。




・用紙の左側をふたりで書く。それぞれ自筆で記入し、署名押印を
・用紙の右側は、婚姻の保証人が記入する。成人ふたりにお願いし著名押印してもらう。
・だれが→本人または代理人が届ける  どこへ→夫が妻の本籍地または住所地の役所
・期限→とくになし
・届け出に必要なもの→届け出先が本籍地でない場合は戸籍謄(抄)本、結婚するふたりの印鑑
・受付時間→24時間365日



新生活の準備



婚姻届だけでなく、転居にともなう住民票の移動、国民保険・厚生年金・運転免許書の名義変更、クレジットカード、社会保険・・・・もれがないようリストを作って、手続きをすませましょう。



まず、家計をしっかりと把握しましょう。細かな金額のチェックというより、家計簿をつけて家計の流れ、収支を把握する習慣をはじめにつけるといいでしょう。また、ふたりでわが家の将来設計を考えましょう。「○年後には家を立てたい」「子どもは3人ほしい」など、夢や目標があるなら、それを実現するための貯蓄計画を立てます。それにもとづいて月々貯蓄していきましょう。



ふたりに収入がある場合、家計の分担方法がいくつかあります。収入を完全に合計して家計を計算する方法。ふたりで一定額を家計用にプールし、家賃や光熱費や食費などを払う方法。家賃・光熱費は夫で食費は妻というように分担する方法。自分たちにあった方法で、分担しましょう。また、家計の管理をどちらがどのようにするものかも最初に相談が必要です。




家庭をもったら、家族の健康管理にも配慮が必要になります。なのでまず、かかりつけの医者(開業医)を新居のちかくでみつけておくことです。内科のほかに急に痛みだす歯痛のためにも、評判の歯科医も知っておきたいもの。急病のときにも対応してくれるうえ、専門医の診療が必要な場合には紹介状も書いてくれます。



 ○食費:食費が家計を占める割合をエンゲル係数といいますが、どの程度占めているか把握しましょう。
 ○光熱費:真冬のきびしい気候の際には電気代がかさみがちですが、オーバーしすぎないように
 ○電話・通信回線料金:安く抑えるプランを活用して。
 ○クレジットカード代金:つい使ってしまうという人は必須。毎月いくら使ったのか明細は要チェック。
 ○衣服費:貯蓄額を多くするら、低めに抑えたい項目。
 ○交際費:親戚や会社、ご近所づきあいなど、独身の際にはあまり必要のなかったものですが、家庭をもったらきちんとするのがマナー
 ○雑費:日用品など、意外に出費がかさむのが雑費。




・住民登録(転出届、転入届)・・・転居する場合は、旧住所の市区町村役所に転出届を提出し、転出証明書をもらう。転出証明書発行後2週間以内に、転入届けを新住所の市区町村役所に出す。このとき転出証明書と印鑑が必要。
・国民健康保険・・・転居したときや、配偶者の扶養家族になるときに届け出る。配偶者の扶養家族となる場合には、配偶者の社会保険証を持参し、資格喪失届けを提出する。保険証のほかに印鑑が必要。
・印鑑登録・・・実印を持っていいるときに必要。登録する印鑑と身分証明書を持参する。住民登録時にまとめて行うと楽。旧住所での印鑑登録は、転出届けを提出した時点で抹消される。
・国民年金・・・転居したときと配偶者の扶養家族にはいるときに届け出が必要。国民年金手帳と印鑑を持って転入届を出す際に一緒に手続きをする。扶養家族になる場合は、市区町村役所でもらう「三号被扶養者届出書」には配偶者の会社の担当者の署名を入れてから提出。




結婚したら、ふたりは家族となります。ファミリー割引が適用されるものもあり、保険そのものの見直しが必要になる場合もあります。たとえば、結婚後、妻が夫の収入で生活していく場合、夫の身に何かあったら妻は収入がゼロになってしまいます。そのため、生命保険に入る必要が出てくるのです。




 終身保険・・一生保障される保険。被保険者の死亡時に死亡保険金が支払われる
 医療保険(ガン保険)・・怪我や病気による入院・通院や手術などに対して給付金が支払われる保険。ガンなど特定の病気に特化した保険もある。
 個人年金保険・・老後に年金を受けとる保険。年金額や受け取り年齢などは加入時に決める。公的年金制度への不信から人気。
 養老保険・・死亡時と満期終了時に同額の保険金を受け取れる保険。貯蓄性が高く、通常は5年型と10年型がある
 定期保険・・定められた保険期間内に被保険者が死亡した場合に、保険金が支払われる。掛け捨てで、保険料が割安なのが魅力。



新居での上手なおつきあい

新居での生活は、ご近所へのごあいさつからはじまります。新婚家庭ならではの気づかいも忘れずに。



・近所へは、引っ越したらすぐにあいさつを
・大家さんへは事前にあいさつ
・同居の場合、あいさつ回りは姑といっしょに




新婚生活をはじめるときの引っ越しでは、購入した新しい家具や家電品などが何度にもわたって運ばれてくるでしょう。配送者の出入りや荷物の運搬などで、近所の方々には多少なりとも迷惑をかけることになります。引っ越しの日程、時間帯などが決まったら、事前に大家や管理人などにあいさつすると同時に「引っ越しでご近所に迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします」と話しておきましょう。そのときにゴミの処分などについても聞いておけば、当日のトラブルも少なくなります。
引っ越しが終わったら、できればその日のうち、おそくても3日以内にはあいさつの品を持ち、夫婦ふたりで近所へのあいさつに行きましょう。引っ越し作業で迷惑をかけたことをおわびし、「今度××号室に越してまいりました○○です」と簡単な自己紹介と今後のおつきあいをお願いして回ります。



結婚して妻が夫の実家で同居する場合、引っ越し後の近所へのごあいさつは、越してきたあいさつというよりは、新しい家族としてのあいさつをすることになります。近所へ配るあいさつの品には(嫁)のみの名前を記します。
そして、挙式後、または新婚旅行から帰ったら早めにお日柄のいい日を見はからって、近所にあいさつをして回ります。そのときには姑につきそってもらいます。近所を訪ねたら、姑が「○○の嫁の☆☆子です」などと紹介してくれます。
その言葉に続いて本人が「☆☆子です。どうぞよろしくお願いいたします。とあいさつ。ちょっとかたくるしいようですが、これがスムーズなご近所づきあいのきっかけになるのです。



 落語などに出てくる昔の大家さんは、必ずといっていいほど家の裏手など近くに住み、何かと借家人のめんどうを見てくれる・・・。そんな間がらのためか、引っ越したらご近所には2束ずつ、大家さんへは5束の「そば」を届けてあいさつをしたともいわれます。
 いまではそんなおつきあいも少なくなりましたが、旅行で何日も家をあけるときの用心や宅配便の預かりなどは、大家さんにお願いすると心強いでしょう。帰ってきたらすぐに、おみやげや簡単なお礼の品をもって留守中を見てもらったお礼をするのを忘れないように。




結婚してはじめて体験する新しい環境やひとりの時間とは、上手につきあっていきたいものです。 結婚という大きな生活スタイルの変化に加え、住みなれた土地を離れての暮らし・・・。新しい環境に、はじめは誰でも不安やとまどいを覚えるものです。でも、家に閉じこもっていては始まりません。これまでの生活との違いを楽しむくらいの気持ちでいきましょう。



引っ越してすぐ、はじめて会う道行く人の顔にとまどうように、近所の人たちも新しい入居者には興味と不安をいだいています。また、ゴミの出し方や町内会費、その地域での決まりごとなどのルールもあります。 その地域の住人としてとけこむためにはまずあいさつから。ちょっと表に出たときや買い物などで顔を合わせたときには、自分から会釈を。そして、わからないこと、迷うことがあったらたずねてみることも。決して無理をすることはありませんが、はじめにちょっとだけ積極的なコミュニケーションをすれば、ご近所づきあいはすぐできます。




結婚と同時に専業主婦となった場合などは、とくにひとりぼっちのように感じることがあります。一日中家の中にこもりっきりではストレスがたまって当然。そんなときは「ひとりの時間」を「自由な時間」と考え、いままでできなかった ことをしてみるといいでしょう。ちょっと遠出して買い物に行く、習い事をはじめるなど行動範囲を広げてみます。逆に友人を自宅に招くのもいいでしょう。来客があれば、自然と家のそうじにも張り合いができ、気分がかわるものです。 気心のしれた友人との会話はリラックスできるとともに、よい情報交換になります。




結婚してからSOHO(Small Office Home Office)を始めた、という人は意外に多いものです。自宅でできる簡単な計算書の整理や入力から、手作り作品のネット販売などなど。 自宅のパソコンを使って、メールやインターネットを通じてできる仕事なので、家事の合間をぬって気軽にはじめたという人も多いようです。育児との両立もしやすいし、毎日通勤する必要もなく、一人の時間を有効に使って社会参加、しかも収入まで得ることができるとあれば、人気のほどもナットクです。




・習いごとをする
・趣味の時間をつくる
・近所の探索(散歩)をする
・生き物(草花など)を育てる
・こった料理に挑戦する
・洋服などを手作りする
・旅行などの計画を立てる
・パートなどの仕事に出るetc・・・



むかしの結婚スタイル

むかしの人たちの結婚は、現代の私たちが常識的に考えるスタイルとは大きく異なっていました。



古代では結婚すると夫婦がいっしょに住むのではなく、男性が一定の期間、妻となる女性の家に通う「通い婚」が一般的でした。これは貴族から庶民にいたるまで共通したスタイル。夫や父親が同居していなくても、夫婦・親子の関係は成り立っていたのです。江戸時代まで、一般的にはこのスタイルが主流で、それは「婿入り婚」と呼ばれるようになっていきます。「通い婚」同様、男性が女性の家に通う形式で、歩いて通える距離に住むことから「村内婚」とも呼ばれていました。そして男性の家に「嫁入り」するのは、男性の母親が家事のいっさいをゆずるとき。したがって嫁入りまでに長い時間がかかっていることが多かったようで、当然、何人かの子どもを連れての嫁入りも珍しくありませんでした。
嫁入りの際には、家事の権限を女性にわたされたことのお披露目の儀式として、親戚縁者を招いての祝宴を開きました。これが、おもに現代につながる披露宴の原型とも考えられています。



いっぽう武士の間では、現在と同じような「嫁入り」という婚姻の形式をとるようになります。こちらは、中国の婚礼儀式「六禮」にもとずくともいわれ、女性が男性の家に嫁ぐ、現在と同じような形態です。
また、結納や仲人などのこのころの武家社会の慣習でした。やがて身分制度がなくなるにつれ、このかたちがスタンダードになっていたのです。また現在の挙式スタイルがみられるようになったのは、明治の後半。この時代、政府は西欧化社会政策によって、日本にもともとあった古い考え方や慣習を好ましくないとしていきます。このような時代背景のなかで、それまでにはなかった、神様に結婚を誓うという神社結婚式やキリスト教式のスタイルが生まれていきます。



 むかしから中国では「六禮」という結婚儀礼がありました。これは封権制度にもとづいたもので、
①プロポーズ
②相性占い
③婚約
④結納
⑤新婦を迎える日取りを決める
⑥新婦を迎える、
という内容の六段階の儀式です。
これが、ベトナムや朝鮮半島、日本などへ伝わりました。 六禮ではそのほとんどの儀式に雁を用います。それは、南北に飛来する雁が陰陽につながる意味をもつためといわれます。さらに、雁は配偶者を失うと、もうつがい(夫婦)とならない、忠貞にならうためとも。現代では、この儀式はだんだんと簡略化されるようになりました。また、雁の代わりにアヒルを用いることもあるようです。