結婚後(~1ヶ月)
ふたりの結婚をお知らせする通知状は、転居案内もかねるもの。時期をはずさないうちに送りましょう。
・結婚後1ヶ月以内には届くように |
挙式にご招待できなかった人には、とくにふたりの結婚を早くしらせたいものです。新居に移り住所も新しくなるわけですから、挙式後1ヶ月以内には届くようにしましょう。
お祝いをくれた方々のほか、付き合いのある友人知人、年賀状のやりとりのある相手などに出します。
ただし、ふだんあまりつきあいのない人にまで知らせると、お祝いの心配をかけることにもなるので注意が必要です。
印刷を依頼する場合は、披露宴の招待状などと一緒に頼むと、できあがりが早く、すぐに発送できます。
(結婚式の写真を入れるときも、先にデザインを決めておけます。)
新婚旅行先で投函するのもいいでしょう。また、季節がちかければ暑中見舞いや年賀状とかねてもかまいません。
結婚通知状例
《あらたまった文例》
・目上の広い範囲に出せる。お祝いなどをいただいた方には、そのお礼を書きそえるとよりていねいな印象に
・結婚の報告とともに目上の知人などにもお知らせすることを考え、今後のおつきあいをていねいにお願いする。
・転居通知もかねて、新居への訪問を歓迎する気持ちを伝える。
・結婚して改姓した場合は、旧姓も書いておく。
拝啓 |
《カジュアルな文例》
年齢のちかい友人などにはあらたまった文章よりも身近に感じられるカジュアルなものを。手書きや手作りカードなど、工夫をこらしてみては
私たち結婚しました。 |
お祝いをいただきながら、披露宴に招待できなかった方には、内祝いを差し上げます。
・披露宴に招待できなかった人には内祝いを |
内祝いは、本来お祝い事を分かち合うという意味から広い範囲に行うものでしたが、いまはお祝いをいただいた方のうち、披露宴に招待できなかった方へ、お返しの意味をこめて差し上げることになっています。
挙式後、おそくとも1ヶ月以内にはお贈りしましょう。 のしの表書きは「内祝」もしくは「寿」と。ふたりの名前か結婚後の姓を入れます。
内祝いの金額は、かつて倍返しともいわれていましたが、一般的にはいただいたお祝いの半額をめやすにします。
いただいたお祝いが3万円なら1万5千円のもの、1万円なら5千円といったぐあいです。ただし、必ずしも半額にする必要はなく、新米夫婦として分相応のお返しであればかまいません。
親戚などから多額のお祝いをいただいた場合は、3割程度のお返しに。かつてはご祝儀用の砂糖やかつお節などもありましたが、品物はどこの家庭でも役に立つような実用品がいいでしょう。ふたりの名前が入ったものは扱いに困るのこともあるので、セレクトには気をつけて。また、いただいたものとは同じにならないように、気をつけましょう。
忘れてはいけないのが礼状です。デパートなどから直接品物を配送するときには、お礼の手紙が品物よりも先に着くように郵送しておきましょう。このたびは、私たちの結婚に際しあたたかいお心づかいをいただきまして、まことにありがとうございました。心ばかりの品ですが、お礼の気持ちに代えてお贈りします。
早々に結婚のお祝いをいただいた場合などは、内祝いを贈るまでにずいぶん時間があいてしまいます。どなたから何をいただいたのか、しっかり覚えておかないとあとでたいへん。
そこで、はじめに贈り主のお名前・住所・電話番号。金額(もしくは品物)をつけるノートをひとつ、つくっておくとよいでしょう。いただいたらすぐ記帳することも忘れずに。