まずは、きちんとした挨拶で好感度を獲得すべし。ぐずぐずしていて、「なんだか結婚するらしい話は聞いたけど、なかなか挨拶に来ないわね」というのが最悪のケース。婚約したら、少なくとも1ヶ月以内に挨拶に行きましょう。当たり前ですが、挨拶に遅れるのは禁物です。時間に余裕を持って行動しましょう。また、各自ご自身の親に相手の情報はある程度伝えておきましょう。
「口下手だけど優しい人だから」「地味な子だけど、すごく家庭的なんだよ」といったように、相手の欠点もカバーするように話しておくと、結婚のお話もスムーズに進むかもしれませんね。「お邪魔致します」「有り難うございます」「失礼致します」と、しっかりした口調ではきはきお話しましょう。緊張はしますが、できる限り朗らかに振る舞い、会話を盛り上げましょう。
日時はしっかり決めましょう。可能な限り、昼食を挟んでゆっくり話ができる正午〜14時あたりが望ましいです。訪問時は必ず手みやげを準備していきます。お菓子やお酒など、先方のご両親がお好きなものを聞いて持参します。およそ3,000円程度のものが相応しいでしょう。
服装は、派手・不潔・だらしないものを避け、女性なら清楚なオフィスカジュアル系、男性ならスーツを選択します。お家に招かれた際は、靴を揃える等の基本的なマナーにも注意。お食事の際の箸の使い方などの基本的なマナーも心しておきましょう。
座る場所は先方がご案内して下さった席で構いませんが、案内がなかった場合は下座に座ります。先方のご両親があくせくと台所の準備をしていたら、手伝わなくてはならないかも…という気分になりますが、出しゃばりすぎるのも禁物です。「手伝うことはありますか?」とお声がけしておき、座っておいてと言われたら、指示通りにしておく方がいいでしょう。
お顔合わせをしてから、お時間を頂いたお礼・軽く世間話をします。ただし、本題は早めに伝えるようにしましょう。また、ダラダラと長居するのも禁物です。お食事をかねる場合は、食べ終わって暫くしたら、タイミングを見て退出しましょう。
また、まだ了承頂いていないうちから「お義父さん」「お義母さん」というのも控えておいた方がいいでしょう。また、相手の名前をぽろっと普段の呼び名で呼んでしまいがちですが、「○○さん」ときちんとお呼びします。ご挨拶から帰ったら、お礼状を書いて送りましょう。こちらも、早く届けば好印象ですから、後回しにしないように。