新婚旅行といえば熱海、というのは遥か昔の話で、現在は約7割の人が海外へ新婚旅行へ行くと言われています。ただし、一世代前の方々の8割が新婚旅行へ行っていたことと比較して、最近では新婚旅行へ行くと回答したカップルは7割を切っています。「行く人は派手に、行かない人は行かない」という二極化が最近の新婚旅行への考え方のよう。
何故海外なのかというと、多くの先輩カップルは「この機会を逃すと滅多に海外へ行けないから」と回答しており、仕事との兼ね合いでなかなか休みが取れない中、結婚の機会を使って貴重な体験がしたい!という動機が垣間見えます。
ただし、最近はおめでた婚や高齢での結婚、共働き等、結婚の形も多様化しており、ふたりのお休みの期間やお財布事情、体力や精神力に合わせて、無理なく楽しめるゆとりあるプランを考えるのが最適でしょう。
海外に行く場合、パスポートやホテルの予約などで気をつけたいのが女性の名前。もしも、入籍後1年経過してから新婚旅行、というようであれば、新しい苗字でも間に合いますが、挙式・入籍・新婚旅行が一気にやってくる場合は、新しい苗字にしてしまうとややこしくなる可能性も…。基本的には、入籍後翌日に旅立ちます!と言う場合、旧姓での手続きの方がトラブルが少ないのです。
また、新婚旅行に関わらずですが、海外の場合は特に盗難やトラブルには注意。荷物は二人で必要最低限のものに控え、たとえ男性同伴でも夜道を歩かない、裏道に行かない等の配慮は必要です。バックパッカーの経験があって自信があったとしても、新婚旅行はパートナーの安全を考慮して、オーソドックスで安全な旅にすることをお薦めします。
最近の新婚旅行の相場は50万円が平均。普段はちょっと手の届かない豪華な旅を楽しむカップルが多いようです。基本的には、挙式を終えてすぐに旅立つイメージですが、約半数のカップルは式後暫くしてから改めて新婚旅行をしているという情報も。
挙式と合わせるとより長いお休みを取る必要があるという社会的な事情や、新婚旅行先がオンシーズンでその時期旅に出ると高すぎる、行きたい場所がそのシーズンは雨期だからといった事情でずらすカップルもいれば、1年後に改めて新婚気分を味わうため、といったお話も。いずれにしても、挙式すぐに行かなくてはならないという制約はありません。話し合って、最も楽しめる時期にプランを決定しましょう。