独身の頃は独りで部屋に帰って眠るだけの生活だったので、たまにある自宅飲みの時と洗濯機やお風呂の時間に注意しておけば何の問題もなかったかもしれませんが、生活環境が変わるとそうもいきません。
ご近所トラブルの定番の一位は騒音。配偶者やこどもが楽器を始めた場合は、たとえお昼の時間帯であっても「勉強に集中できない」「不快である」等と、ご近所にじわじわと嫌われてしまっているかも・・・
また、赤ちゃんの泣き声はどうしようもないこととはいえ、やはり聞かされる方としては気持ちのいいものではないです。他にも、新たに飼い出したペットの鳴き声、吠える声等によってご近所に悪印象をもたらしてしまう場合もあるかもしれません。
予めご挨拶に伺い、ご迷惑をかけてしまいそうな項目があれば、予めお詫びしておく方がいいでしょう。他にも、仕事が忙しく帰りが深夜になる、両親と同居で介護が必要なため、介護サービス業者の車を近所に止める、等といったことについても、予めご迷惑をおかけするとお話しておいた方がいいでしょう。
相手も、顔も知らない相手に不愉快にさせられているよりは、誠実に挨拶に来てくれた方には心を許す気になるもの。また、逆にご近所の方が騒音を出してくる場合にも、一度お逢いしていれば控えて頂くようお願いもしやすいものです。
既にご近所付き合いが完成している実家へ入る場合も、きちんと挨拶に伺いましょう。ただし、自分一人で行くと「よそもの」感が出てしまいますので、ご自身のご実家の場合はご両親の少なくともどちらかと、結婚相手の家に入る場合は、義母(もしくは義父)と一緒にお邪魔してご挨拶をするのがいいでしょう。
こちらも当然、同居にあたってペットが増える場合等はきちんと説明しておき、ご理解を得られるようにお願いをしておきます。既に赤ちゃんの予定がある場合はこの時に一緒に夜泣きについて承諾を得ておくべきですが、同居して暫く経ってからおめでたとなった場合は、出産後改めてパパがお報せにいき、夜泣きでうるさくなることをお詫びしておきましょう。
「公園デビュー」という言葉がある通り、ママの間で目に見えない「なわばり」のようなものが存在するという 複雑なご近所付き合いがあるところもあります。 お子さんがいる場合は、ママ同士の関係が子供の関係にも影響してしまう場合がありますので、自分勝手に振る舞わずある程度空気を読んで、主張しすぎないことが大切です。
また、新婚寮の場合は、周囲の家庭も配偶者の同僚や上司ということが多々。異動の話やボーナスの話などを安易に話してしまうと トラブルの元になりますし、家族の印象が悪いことで、仕事の上で足を引っ張ってしまう心配もあります。うわさ話等はほどほどにして、気持ちのいい、メリハリのあるおつきあいが
できるよう、努力しましょう。