新郎新婦含め、当日全員の前で話す方は忌み言葉を言ってはなりません。しかし、「去年」「くれぐれも」等、普段あまりにも使い慣れている言葉も忌み言葉となってしまいます。 事前にスピーチを組み立て、忌み言葉が含まれていないかよくチェックをしておきましょう。
当日は新郎新婦に成り代わって招待客をもてなす側という意識を持ち、ゲストへのお礼はまず伝えるようにしましょう。その後、自分の自己紹介をさらっと盛り込みます。自分のことをだらだら話すのは禁物です。新郎新婦の紹介は、新郎側・新婦側に偏らないようにしましょう。
また、ネガティブな紹介をするのも絶対NGです。二人のよいところを伝えましょう。また、式に参加していないゲストに対して、挙式がつつがなく完了したことを伝える役割もあります。スピーチの中で話しましょう。そして、ゲストの皆様に、新郎新婦を今後も見守って頂けるようにお願いをしてから、結びの言葉で締めます。
スピーチは長ければ長いほど愛情が伝わる!というわけではありません。当日は仲人は式がスムーズに進むためにゲストへ配慮しなくてはならない立場。間違っても自分の話や、新郎新婦の過去の話にひとりで盛り上がってだらだら長話をするのは避けましょう。
一人の持ち時間は長くて5分程度だと考えて、一度組み立てたスピーチを時間を計りながら読んでみて、長過ぎるようであればスマートにまとめるように心がけましょう。かといって、2分程度だとあまりにも簡素すぎますので、上記の項目を盛り込んでもなお短すぎる場合は、新郎新婦の紹介などをもっと膨らませて肉付けしていきましょう。
ゲストへの感謝の気持ちはスピーチへの必須事項ですが、話す内容もだいたい似通ってしまうもの。かといって自分のことをダラダラ話すのはよくありません。スピーチを魅力的にする一番のコツは、新郎新婦の紹介や馴れ初め。これはゲストも是非知りたいところなので、詳しくて楽しいエピソードを皆さんに共有しましょう。
「○○さんは明るい人です」といった漠然としたものではなく、「こんな時にこんなことがありましてね・・・」という具体的なお話を、笑いを交えて織り込めれば、自然とオリジナリティあるスピーチが完成し、ゲストも引き込まれるいいスピーチができるでしょう。ただし、これらもあくまでポジティブな内容にするように心がけましょう。