縁談の仲介役を頼まれた!是非よくしてあげたいけど、色々大変そうだなあ…。そんな場合は、無理せずお断りしましょう。本当にこの人なら間違いない!という人を紹介できなければ、結果的に相手にとってマイナスになってしまうことに。
紹介した相手に不誠実な点があった場合等は、ご自身の信用も失ってしまったり、あまりにも目に余る相手であれば、当人やそのご両親の怒りを買ってしまう可能性すらあります。本当に親身になって、自信を持って紹介できるというケースでなければ、他の方にご依頼頂くよう丁重にお断りをしましょう。
本人から依頼を受けた上で、引き受けてあげられそうな場合は、希望の条件等を上手に引き出してあげましょう。依頼する側としては言い出しにくい話でもありますが、結局は希望に沿う方を紹介できなければ、互いの労力を費やしてもいい結果が得られません。
どんな人を求めていて、それに見合いそうな方が周囲に居るのかを注意深く確認してから引き受けることにしましょう。また、要注意なのは本人のご両親等、親からのご依頼の場合。本人のことをよく知らないまま紹介をしてしまうケース。
当人以外からのご依頼の場合は、必ず本人と面談を行って、本人にも結婚の意思があるのか、知人に紹介して問題がないのか、どのような人となりで、どのような方と合いそうなのかをご自身の目で確かめてからにしましょう。
依頼されてすぐにでも紹介してあげたい方がいる、最初に紹介してすぐにうまくいった!というのは実は稀。依頼を受けてから探し出すケースや、何名かご紹介をして漸くいいご縁となることも多いものです。
すぐに紹介できそうな方がいない場合でも、少なくとも正式に依頼をうけてから半年程度を目途に、ご紹介してあげられるように努力しましょう。自分の人脈に限界があるという場合は、周囲の方々に協力を依頼してももちろんOKです。
ただし、知人の紹介となる方の場合も、紹介前にきちんと自分の目で確認して、問題なければご紹介にこぎつけましょう。 探してみてやはり難しかった場合は、無理に気の進まない相手を紹介するよりは、お断りした方がよいでしょう。ただし、その際は、よいご縁のありそうな人脈の多い方を代わりに紹介してあげられると、依頼者にも喜ばれるでしょう。
さて、無事にいい候補者が見つかったら、そのことをお伝えしてあげましょう。まずは互いに身上書を書いて頂き、写真を添えて交換します。この時、身上書に問題がありそうであれば、助言してあげるのも仲介人の仕事です。お互いに嘘偽りなく、失礼のないようにお見合いを進めるのも、仲介人の責任だと考えて間違いないでしょう。
どちらかが気に入らなかった場合は、お断りの連絡をしましょう。あまりにも早く返事をしすぎるのも、「箸にも棒にもかからない」という印象を与えてしまいますので、ご紹介から3日~1週間程度で見送りの意思を伝えます。
その際は、「先方も前向きに検討していたが、あまりにも過ぎた方だと恐縮されていて」等と、断る相手を敬う形でお断りの言葉を伝えます。どこが悪かった、等と断りの理由を仔細に聞かされている場合でも、わざわざ全てを話す必要はありません。